ページランク随想録


ページランクについての理解

このページランクという値ですがどの様にして決められているのでしょう。残念ながら,私にもすべては分かりません。このページランクの基本理論は,いくつか公開されていますが,実際の運用状態は企業機密でしょうから不明です。ですが,Google自身が,ページランクについて以下のように説明しています。

PageRankTMについて
PageRankTM は、Webの膨大なリンク構造を用いて、その特性を生かします。ページAからページBへのリンクをページAによるページBへの支持投票とみなし、Googleはこの投票数によりそのページの重要性を判断します。しかしGoogleは単に票数、つまりリンク数を見るだけではなく、票を投じたページについても分析します。「重要度」の高いページによって投じられた票はより高く評価されて、それを受け取ったページを「重要なもの」にしていくのです。 こうした分析によって高評価を得た重要なページには高いPageRankTM (ページ順位)が与えられ、検索結果内の順位も高くなります。PageRankTM はGoogleにおけるページの重要度を示す総合的な指標であり、各検索に影響されるものではありません。むしろ、PageRankTM は複雑なアルゴリズムにしたがったリンク構造の分析にもとづく、各Webページそのものの特性です。 (Googleのサイトより抜粋)

ページランクはそのページの重要度であること,その重要度は他のページからのリンク(投票とも表現している)によって決められることが分かります。この考え方を自分のページの重要度を上げることに特化して考えてみると,多くの重要度の高いページからリンクをはっていただければ,自分のページの重要度が高まります。また,重要度が高いページからのリンクといえども,自分より上位のサイトが膨大な数のリンクを含んでいれば,それだけ自分のサイトへのリンクの価値が低くなるようです。言い換えれば,重要度の高いページが自分だけにリンクをはっていれば,自分のページの重要度の与える影響が大きくなります。相手から自分へのリンクの方法によって,そのリンクの価値が変化するということです。

シェーマを図.1.に示しますが,重要度100のページから自分のページに1つのリンクのみ存在する場合,そのリンクの価値は100で,自分のページの重要度は100となります,重要度100のページが10個のリンクを持っていた場合,そのリンクの価値は10で,自分のページの重要度も10となります。(正確には,その他の要因も影響するようですので,100%正しいとは言えませんが,リンクの構造について考察するにはこれで十分と判断しました。)


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